アジアの新星「ベトナム」 今ベトナムは好景気に沸いています。この高度成長を支えているのは、世界中から集まる投資です。2006年の投資額は前年比70%増で、日本からの投資も急増しています。まさにベトナム・ブームです。中国だけに投資を集中させるとリスクが高いため、リスクヘッジとしての投資先の最有力候補がベトナムになっているようです。 ベトナムは政治と社会が安定しています。社会主義の国ですが西側諸国との関係も良く、また、ロシア、中国ともいい関係を築いています。人口は8,300万人、その7割が30歳以下なので労働力は豊富、国民性は勤勉で手先が器用といわれています。 日本で先陣を切ったのはキャノンで、2002年に操業を開始し、今ではベトナム最大の輸出企業といわれるまで成長しています。 ベトナム株式も世界中の投資家から熱い視線が注がれ資金が流入しています。ベトナム株のここ1年の株価動向は、WTO加盟が視野に入った2006年11月ごろから大量の資金が入り、株価はそのまま2007年3月まで急上昇し、2006年8月には400ポイントだったVN指数(ベトナム株の日経平均にあたる指数)は、2007年3月上旬には1,170ポイントをつけました。ただその後、株価は調整局面に入り、7月初旬には一時250ポイントまで急落しました。しかし一部の識者からは、この下落は一時的なもので、ベトナム株投資は今が最大で最後のチャンスともいわれています。 なぜベトナムなのかは消去法で考えると分かりやすいようです。タイは政情不安により人気が低下、シンガポールは都市国家なので製造業は難しい、フィリピンは勤勉さに欠けるし、ラオス・カンボジアは国が小さい、ミャンマーは将来性はあるがアメリカとの関係が悪い、インドネシアとマレーシアはイスラム教国で工場の規則より宗教が優先。だからベトナムになるとのことです。 株式投資に興味がある方は、検討してみてはいかがでしょうか。 |
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