ひらの税理士事務所





今月の旅

能古島(のこのしま)

 能古島は福岡市内のト渡船場からフェリーで僅か10分の、博多湾に浮かぶ身近な行楽地として人気の島です。
「マリノアシティ福岡」の観覧車や福岡タワー、ヤフードームなど対岸に立ち並ぶ福岡の都市を海の外から眺望することができる島でもあります。
 また、奈良時代には防人(さきもり)が置かれた重要な島で、島北部の也良岬には山上憶良の作と言われている「万葉歌碑」があり、歴史の古さが感じさせられます。作家壇一雄が晩年を過ごしたところでも知られています。


健康と癒しのアイランドパークへ

 船着場から、小さめのバスがギリギリ通れる山道をくねくねと15分ほど登ると、能古島のレジャースポットであるアイランドパークへ着きます。慣れた人は、島の緑を楽しみながら徒歩でゆっくり登山しているようです。

 入園料を払い施設に入りと、おばちゃんが、調子をつけて声高々に島特産(?)の新鮮ジュースを売っており誘われるがまま口にすると確かに能古島をまず感じることができます。

 思い出通り(園内の通路)の入り口に六体のお地蔵さまがあります。これは「六地蔵さま」といわれ、
「人々が前世の因縁によって行かなければならない地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六つの世界
(六道)にあらわれて苦しみを救うと言われています」と、その由来が書かれています。
その六体の屈託のない愛嬌たっぷりの表情にはとても癒されます。

 アップダウンが多い園内を散策して感じたことは、アイランドパークという横文字からくる雰囲気ではなく、整備された自然公園というものでした。

 さて、園内にある昭和時代の駄菓子やおもちゃを売っている店で懐かしさを感じ、竹馬で子供時代を思い出し、広場でテニスやバドミントンにひと時興じて汗をかき、頃合よしと所期の目的であるバーベキューハウス「防人」に入り、花より団子へとなったのでありますが、眼前のコスモス畑、東に福岡市街を眺めながらの冷えた生ビールは誠にけっこうでございました。

のこのしまアイランドパーク
TEL 092-881-2494


■バックナンバー
平成20年7月 聖フランシスコ・ザビエル記念教会(平戸カトリック教会)
寄り道スポット : 平戸ちゃんぽんの店『もりとう食堂』
平成20年1月 杖立温泉 (寄り道スポット:天領窯)