ひらの税理士事務所

日清食品の創業者、安藤百福氏の名言です。

世界初のインスタントラーメンの「チキンラーメン」や、世界初のカップ麺である「日清カップヌードル」が発明されるに至ったのには、氏の多大な努力がありました。

氏の人生は創業の歴史でもあります。
22歳のときにメリヤスの販売をしたのを皮切りに、機械、製塩、炭焼きなど十指に余る事業に乗り出しました。
しかし、戦災による工場焼失、組合の負債を肩代わりするなどして、48歳で破産してしまいます。

戦後の絶望的な状況を通して、「食はすべての原点である」と確信していた氏は、自宅の裏庭に小屋のような作業場を作り、即席めんの開発を始めました。

氏は今までの数え切れないほどの創業の経験から、開発目標を明確に定めないと事業は失敗するという教訓から、 「美味しい、保存性、便利、安価、安全」という5つの目標を定め、その条件を満たすように研究を進めていきました。

そして、粉にまみれて、毎日3〜4時間の睡眠で、何度も繰り返した実験の末、ついに世界初の即席めん「チキンラーメン」が完成したのです。

チキンラーメンは、パッケージの味も昔と変わらず、即席めん業界で今もなおトップクラスの人気を誇っています。

時に安藤百福氏は先日、急性心筋梗塞で亡くなられました。お悔やみ申し上げます。