新しいものを作るには二つの大原則がある、と創造性開発のパイオニアであるGEのスティーブンソン博士らは主張している。
一つは、疑問を持つこと(何故と問うこと)、二つ目は既知の要素の組み合わせである。
これは万人共有の誰でもできることだから、創造性は誰でも生まれながらにもっていることになる。
たとえば、少し古い話になるが、日本人の発明として評価の高い電気釜も分解してみれば、
それぞれの部品は、釜、鍋、ヒーター、コード、サーモスタット、コンセント等であった。
また、古いものでも、知らない人にとっては新製品になる。
昔のファッションが繰り返すのもそうであろう。
また、有名なウォークマンも、ラジオからテレビの時代に移ってからのことである。
気をつけて見ると世の中は隙間だらけで、新製品のタネは無限にあると言われる。
しかし、先の二つの原則は、既成の権威や固定観念に疑問を持つと、迫害される恐れがあるし、組み合わせは、要素が多くなると、天文学的な数になる。
したがって、新しいものを作るには、勇気と根気が要るということになる。
さらに言えば、儲かる確立はとなると未知数である。
つまり、当たるか当たらないかはやってみなければわからないということになる。
創造し、成功へたどり着くには、あくなき挑戦意欲が根底になければならないということである。
確かに、成功者といわれる人たちの生き様を見ると、すさまじいばかりの挑戦の連続である。
けれども、先の言葉は、創造へのアプローチが身近なものであることを教えてくれるものであり、可能性を感じさせることは確かである。
類似の名言
- 温故知新
- 新しい事実と古い事実を結び合わせることによって創造的思考を開発することができる。
J・デューイ