自分に都合の悪いことは、すべて人のせい、という風潮が、
今の時代ことさら強いように思える。
政治家のせい、役人のせい、上司のせい、亭主のせいと。
自分を守るということはすなわち、家族を守る、会社を守る、日本人を守る、国を守ることに他ならない。
「・・を守る」は「・・のため」と同義である。
これらは、すべてつながっていること言うまでもない。
国家がなくして自分だけということがあるはずがない。
すべてを人のせいにし、人まかせにして、権利ばかりを主張するならば、
やがて国は滅びること明白である。
今こそ一人一人が国のためになにができるかを意識し、
問い直さなければならないのではなかろうか。
「国とともに」、そこまでの志がないのならば、
せめて、他者に迷惑をかけない生き方をし、
自らが置かれた立場で、世の一隅を照らすべく精進すべきであろう。